Centerfire Sharpshooters Match 1st Results
射撃競技には様々なスタイルがあってよいはずです。射撃コートを着てマイクロサイトを使用するポジション・シューティングや、ベンチレスト競技だけが射撃競技ではありません。アメリカではローカル・ルールによる自由な射撃競技がいろいろ行なわれています。
銃を撃つという状況を想定した場合(別に戦争や銃撃戦を想定しているわけではありません。紙の標的を前にして、「あれに当てよう」と思う状況でよいのです)、立って撃つより、出来るなら地面に伏せて撃つべきでしょう。銃を構えたとき、より安定させようと思えば、手近にあるリュックなどに銃を依託して撃つことを考えるはずです。
身体を締め付ける射撃コートを着て、手がしびれるような専用スリングを付けて、分厚い手袋をはめる…というのは不自然な射撃姿勢です。
また、しっかりしたテーブルに、重いライフルレストを置いて、そこに銃を載せて撃つ、という方法は、最高の精度を引き出すことが出来ます。装備が手元にあれば、そうするべきでしょうが、それらが無ければ、出来ない話です。
私が考えた射撃競技は、出来るだけ自然な状態で銃を撃つ、というものです。地面に伏せて(proneで)、手近なものに銃を依託して行なう。これが基本です。1発撃つのに何分も時間をかける、という事も不自然だと考えました。10発を240秒(4分)以内で撃つ。これだって、じゅうぶん時間的余裕があるはずです。センターファイア・シャープシューターズ・マッチはこういう射撃競技です。
もちろん、安全であることは最優先です。
第1回目は、10名の参加者で6月に実施されました。普段、こんなに短時間で10発も撃ったことがない方もいらっしゃいましたし、ベンチから撃つことが基本で、プローンという姿勢で撃つことに戸惑う方もいらっしゃいました。
銃の性能もそれぞれ違い、依託方法もライフルレストや、砂袋、バイポッドと様々です。しかし、ご参加された皆様は、気軽で自然体の射撃というものを楽しんで頂けたと思います。
一部にバイポッドというものを危険視する動きがあります。しかし、バイポッドが付かないライフルは殆どありません。銃の精度が不自然なほど上がる、という意見もおかしなものです。今回の結果がすべてではありませんが、300mの1位の方はライフルレストを使用、2位の方は砂袋を使用されています。3位でやっとバイポッドが登場、ようするにバイポッドでは劇的な精度改善は期待出来ないのです。
大きな公式標的を使用した依託射撃ということで、100点が続出…と思われましたが、現実にはある程度、点数がバラけました。ポジション・シューターの場合は、銃を構えて撃った方が当たる、という場合もあります。これも依託射撃が意外と難しいという事を表しています。
今後も不定期にこのマッチを開催する予定です。もし挑戦してみよう、と思われる方がいらっしゃいましたら、いずれこのsiteでご案内を致しますので、ご参加してみてください。安全に関するルールを遵守頂けるシューターの方であれば、どなたでもご参加出来ます。
公式300m標的 X point φ50mm, 10点圏 φ100mm, 9点圏 φ200mm, 8点圏 φ300mm
公式100m標的 X point φ16.5mm, 10点圏 φ33.3mm, 9点圏 φ66.7mm, 8点圏 φ100.3mm
Copyright c 2002 by Satoshi Maoka
June 8, 2002
June 9, 2002 Revised
Top
|