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STS 0304 LINFA日本上陸
5月に台風が日本に上陸する事は殆どあり得ないことだ。だから2ヶ月前、射撃会の日程を設定した際、まさか台風がその日に来るなど思ってみなかった。
しかし台風4号(Linfa)は31日、午前5時、愛媛県宇和島市付近に上陸した。中心気圧985hPa., 中心付近の最大風速25m/s、5月の台風日本上陸は1965年から、実に38年ぶりの事だ。
幸い射撃会を行う群馬県に向かってくることはなく、香川県付近で温帯低気圧に変わった。しかしその影響で関東地方は大雨となってしまった。
前日までの好天から一転、雨雲に覆われた空が恨めしい。午前5時、まだ雨にはなっていなかった。もしかして関東地方は曇り空のまま、雨にはならないのではないだろうか。淡い期待を胸に射撃場に向かう車のフロントグラスに雨粒が落ち始めたのは午前6時頃のことだ。
結局、そのまま雨の1日となった。時折、雨脚が強くなる。クレー射撃には辛い雨だ。
ダブルマッチ
今回は、ライフル・スラッグのシャープシューターズ・マッチと、フレック・スタイル・クレーシューティング・マッチを連続して行うというハードな企画だ。
アメリカでは、ライフル、ショットガン、ハンドガンなどを組み合わせた射撃競技が行われている。それぞれ違う能力を求められる射撃競技なので、1つの種目に集中したいシリアス・シューターからは敬遠されるかもしれない。しかし、「手に出来る銃なら何でも撃ちたい」、という銃愛好家なら複合射撃競技を楽しいと思うはずだ。これは私の思い込みかもしれないが…。
結果として30名のシューターからエントリーを頂くことが出来た。もちろん静的と動的、片方のみの参加でも構わない。ライフル・スラッグ競技に20名、クレー競技に20名, 両方ご参加される方予定の方は13名、これを総合すると30名だ。
この悪天候で、きっと欠席される方も少なくないのではないだろうか。
これは杞憂に終わった。申し込まれた殆どのシューターの方々が、この大雨の日に射撃場まで来てくださった。
悪天候の為、土曜日にも関わらず、この日、射撃場を利用したのは、私たち以外には僅か数名、殆ど貸切状態となった。
誤算
シャープシューターズ・マッチでは既存のISSF系ライフル射撃競技の問題点である、ひとりのシューターの試合時間が長い、自分の順番までの待ち時間が長いという部分を改善しようとしている。
日本のISSF系射撃競技では、朝8時に集合して、自分の射撃を始めることが出来るのが、遅いときには午後1時過ぎということもある。これはちょっと辛いだろう。
そこで10発を4分以内に撃つ、というルールを設定した。単純計算では24秒に1発。じゅうぶんな射撃時間だと思う。4分を1ラウンドとし、これを4ラウンド行う。試射を含めても30分以内だ。これで1つのリレー(射群)が終わり、射座を次のリレーに交代する。
こうすれば、回転が早くなり、各シューターは1日に何回も繰り返し射撃を行うことが出来る。
しかし現実には、30分以内に4ラウンドを終えることは出来なかった。机上の計算と現実のギャップだ。
そして今回はじめてライフルだけでなく、スラッグ銃による競技を行ったが、採点の難しさ痛感した。
ライフル、スラッグを同時に、混成で順位を出すために、ハンディキャップを設定した。
標的はすべて同じ、ISSF公式100m標的を利用し、ライフル依託は100m(RR100m)、ライフル立射は50m(RS50)とした。スラッグ依託射撃50m(SR50)はラウンド毎にプラス5点、スラッグ立射50m(SS50)にはプラス10点とした。
しかしライフル並の精度があるスラッグ銃がある反面、標的内に集弾させることが難しいスラッグ銃もある。
そしてスラッグ弾があたった標的は大穴が開き、周辺部を破って正確な着弾点を特定することが困難だ。さらに12ゲージと410では、開く穴の大きさが違い過ぎる。
もっとスラッグを撃ちたかったシューターもいらっしゃっただろう。しかし、時間の関係でクレー競技を始めてもらわざるを得なかった。
大雨のおかげで、他に客がいない為、クレー射撃はスキートとトラップを別々のレンジで行う事が出来た。その為、多人数であっても、ご参加者全員が4ラウンドを撃てたことは、良かったと思う。兼用射台だけでスキートとトラップを行っていたなら、3ラウンド出来たかどうかも怪しい。
複合射撃競技は、私の理想ではあったが、やはり別の日程で行うべきだった。
ご参加されたシューター全員により満足して頂くには、もっと余裕のあるタイムスケジュールとするべきだろう。
スラッグ銃による競技は今後も継続しようと思うが、採点方法等はもっと検討しないといけない。
今回、ライフル射撃場のガンラックには、黒い銃が並んだ。マニアックな銃がこれほど並ぶことは日本国内では、まれなはずだ。この手の銃に対し、眉をひそめる向きもあるかもしれない。しかし公式射撃競技会よりは、はるかに厳密な安全基準で運営されたと私は思っている。
一見すると危ない団体と思われる場合もあるかもしれないが、その実体は逆だ。またご参加されたシューターのマナーレベルも高い。
クレー射撃、ライフル・スラッグ射撃ともに、今後も安全を最優先にした射撃会を継続していきたいと思う。
今回、射撃会の運営にご協力頂いた、Gun Bank様、南京亭様、Tactical Shooters様、Clay-zy Shooters有志の皆様、飛び入りでご協力頂いた南部銃器様に心より御礼申し上げます。
また円滑な運営にご協力頂きました全てのご参加者様と、クレー射撃の賞品をお持ち寄り頂いた皆様にも、同様に御礼申し上げます。
Satoshi Maoka
June 1, 2003
Revised June 7, 2003
南京亭 S.S.M.3rd. & Flexy 4th 観戦+参戦記 Click here, please
                                    
今回使用された銃(確認出来たもののみ)
Nesika 6mmPPC,
Nesika Tactical 300WSM,
M40A1, M24,
AR-10,
AR-15 6mm,
SAR-4800,
Accuracy International SM 338Lapua,
Sako 75 Varmint,
Miroku MSS-20,
Miroku 5000T,
Miroku 2800R,
Miroku 6000G,
SKB 5000,
SKB5100,
Saiga,
M1A,
Muser 98,
Ithaca 37,
Weatherby Mark V 300Win Mag.,
Weatherby SSC,
Winchester 9410,
Winchester M12
Remington M700 308Win,
Remington 870,
Remington M870Marine Magnum,
Remington M870 Police Magnum,
Remington 11-87,
Nikko 712,
Lamba M2099,
Benelli M3,
Falco,
Beretta 682,
Beretta M3P,
その他
Copyright (C) 2003 by Satoshi Maoka
June 2, 2003
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