床井雅美講習会2008 
テーマ1  “マゥザー(モーゼル)とその時代 −ドライゼからG3まで”
テーマ2  “最新小火器年次報告2008”

 1898年、Model 1888 Commissionライフルに替わって、マゥザーGewehr 98がドイツ軍制式ライフルとして採用された。
 マゥザーは1867年よりターンボルト・ライフルを開発、その後、改良、発展を繰り返し、様々な国がマゥザー・ライフルを採用してきた。Gew98のアクションは、その集大成であり、その後のボルトアクション・ライフルに多大な影響を与えた。
 ほぼ同時期の1896年、マゥザーは、実用に耐えうるセミオートマチック・ピストルであるConstruction 96, 通称“ブルームハンドル”を市場に送り出した。
 それから約50年、マゥザーはドイツを代表する小火器メーカーであり続けた。第一次大戦後のドイツは、ベルサイユ条約の下、軍備を大幅に制限されたが、1936年、最軍備を開始、採用した歩兵銃はGew98を改良、短縮したKar98kだ。
 ドイツは短期戦でヨーロッパを占領、1000年帝国をうち立てる野望を持って戦争に突入したが、その計画とは裏腹に戦争は長期戦となった。そしてドイツの敵となったアメリカとソビエトは、多数のセミオートマチック・ライフルを装備していたのである。
  ドイツも遅ればせながら、セミオートマチック・ライフルの開発を進めた。マゥザーも当然、この開発競争の加わったが、採用されたのはワルサーのG41(w)だ。
 この時代のドイツはハーネル、エルマ、ワルサー、グストロフ, ラインメタル・ボージック、クリーグホフなど多数の小火器メーカーが覇を競い、MP-38 , MP43, MG34、G43, FG42, P-38といった卓越した自動小火器が生み出されていた。
 MG34, 42はマゥザーが開発したといわれる場合があるが、実際は複数のメーカーの合作である。
 ドイツ最大のメーカーであるマゥザーは、歩兵用ライフルの指導的メーカーであったが、その生産の主力は、クラシックなボルトアクションのKar98kだった。しかし、新しい時代の戦場では、Kar98kのようなフルロード弾を使うボルトアクション・ライフルではなく、軽量小型のフルオートマチック火器が強く求められていた。
射程の短い短小弾に懐疑的だったマゥザーは、開発競争に遅れをとった。しかしマゥザーの研究チーム、アブタイルング37はローラーロッキングを搭載したゲレート06Hの開発に成功する。これは、StG45としてMP43を継ぐドイツ第3帝国の制式ライフルの座を勝ち取った。
 ドイツ軍兵士の手に最新のマゥザーのライフルが握られる。しかし、StG45が量産されるのを待たず、第三帝国は崩壊した。連合軍はナチスドイツの兵器産業の象徴として、オーベルンドルフのマゥザー工場を爆破、マゥザーの歴史はいったん終了する。
 しかし、ゲレート06H開発チームの技師フォルグリムラーはフランスを経てスペインに渡り、量産されなかったStG45をCETMEライフルとして完成させた。
 また、元マゥザーの技師達が設立したHK社はこのCETME計画に加わり、やがてG3が生み出される。
 G3にはマゥザーの遺伝子が深く組み込まれている。Stg45に約束されたドイツ軍制式ライフルの座は、G3によって実現を見るのだ。

 2008年 第8回床井雅美講習会は、ドイツ小火器の歴史に深く関わったマゥザーを軸に据えて、ボルトアクションからアサルトライフルに至るまでの、小火器変革の時代について解説致します。
 また2007年に続いて、今年も最新小火器情報を併せてご紹介致します。講習会直前に開催されるEuro Satori2008の取材報告や、この1年に登場したベレッタ ARX160アサルトライフルやLTLX1000ショットガン等の最新モデル、そしてヒューチャーソルジャーの現状等をお伝えします。

日時:2008年7月26日(土)12時45分会場 13時開始 17時30分終了
会場:東京都渋谷区
御参加費:¥3,000-(事前申し込み制) 

 今年も講習会終了後、ご希望された方と懇親会を開催します。
懇親会は18時〜20時頃まで、ご参加費は¥4,500-(Free Drink)の予定です(20時以降は、別料金となります)。
  * 過去数回、懇親会が翌朝まで続くことがありましたが、今年は最大延長23時までとさせて頂きます。

お申し込みは、お問い合わせはe-mailにてお願い致します。

リプルリンク 松尾 宛

御参加のお申し込み頂けます際には、以下の情報をお知らせ頂けますよう願い申し上げます。

・御参加される方のお名前
・御参加コース
  A:講習会のみの御参加
  B:講習会+懇親会の御参加
  C:講習会+懇親会+懇親会後の2次会の御参加
・お住まいの地域 (都道府県までで結構です)
・おおよそのご年齢 (30歳代、40歳代というレベルで結構です)

どうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆様の御参加を床井雅美と共にお待ち申し上げます。