Scope Ring Alignment スコープリング・アライメント
July 7, 2008 掲載
極めて重要な作業だが、これについての記述を見かけることは極めて少ない。リングアライメントに関して日本語で記述したものは、1994年にGun誌10月号Rifleman’s CornerにTurkさんが書いたものだけだ。
ライフルに関することの多くは日本語で文書化されていない事が多い。日本のライフルマンが少人数しかいないことがその原因だが、その結果、多くの誤解を生み、間違った手法が常識化した例もある。また精度を維持する為に的確に行わなければいけないことが、全く無視されていることもある。
多くのライフルにスコープが付いているが、その際、必要なアライメントは正しく行われているのだろうか。
日本のガンショップでアライメント・ツールが売られているのを見たことが無い。
アライメント無しでも通常は問題ないかもしれないが、ワーストケースでは高価なスコープを壊す可能性がある。
そこで、私の信じるアライメントの手法を紹介したい。
“信じる”、と書いたのは、ライフルの精度に関する世界は、様々な理論が展開され、必ずしも正解が1つではないからだ。大幅に異なる理論(場合によっては180度逆の理論)が、広く展開される場合もある。
ある手法をおこなうことで、精神的に納得するのであれば、やった方が良い。それは、効果があるかもしれないし、無いかもしれない。無いばかりか、逆に悪影響を及ぼすかもしれない。様々な要素が絡み合って結果に行き着く。
信じるものは救われる、かもしれないし、信じていても全く救われない、かもしれない世界なのだ。精度に関することで、目に見えるのは結果だけである。そこに至る過程は様々だ。何が良くて何が悪いか、物理的、化学的な理論武装は出来るが、理論上どんなに正しいことも、別の手法で最良の結果を出されてしまうと、それが非科学的なものであっても反論が難しい。
話が少し大げさになったが、このアライメント方法は私が信じるものであって、100%正解かどうかは判らない。あくまでも参考として考えて頂ければ幸いだ。

なぜアライメント(ラップ)が必要なのか。
スコープは通常、スコープリングとマウントベースを介してライフルに装着されている。
銃にはマウントベースを取り付けるネジ穴が、予めあいている場合は多い。マウントベースは通常、前後2個に分かれている(前後一体型もある)。
これを取り付けるネジ穴が正確に正しい位置であいているなら問題は無いが、これがわずかでもズレていたら、スコープは曲がって取り付けられることになる。
マウントベースも公差ゼロで作られているわけではない。マウントベースの精度に問題があって、スコープに負荷が掛かる可能性もある。
リングも通常前後2つあるものがほとんどだ。このリングだって、製品誤差はある。寸法上の誤差(プラスマイナスの最大値が全く逆方向に振られている場合もあるだろう)によっては、やっぱりスコープにストレスが掛かる。
公差ゼロというものは存在しない。これらが複合的に絡み合って、最悪の場合、スコープにダメージを与える(かもしれない)。だからアライメントが必要となる。
前後一体型のスコープリングで、高品質なものには、ラッピングは必要ないものもある。NightforceのUnimount, Direct Mount, そしてUltralite RingsとUltralite Unimountの組み合わせはラッピング不要とメーカーはいっている。そのNightforceもその他の製品、他社製品との組み合わせであれば、ラッピングが必要であるとしている。

左からMark IVレンチ、アンシュッツ・トルクレンチ, ラッピング・コンパウンド, ラップバー, 水準器
アライメントに必要なツールはラップバー, ラッピングコンパウンド, 水準器、 トルクレンチ、銃を置く台である。
今回は既にスコープを装着している状態から、新しいスコープに載せかえるという情況で、ラッピングの手法を紹介する。
繰り返すが、これは私が“正しい”と思う方法であって、絶対的な正解ではない可能性がある。
シチュエーションは、今付いているスコープを取り外し、新しいスコープに載せ換える。その際、ベースもリングも交換する、というものだ。
ゼロインをはじめからやり直したくない。できればゼロインの手間は極力省きたいと考える。そこで、2007年9月7日に“Boresighter”で紹介したスコープサイターを併用する。
あの時は、Leupoldのマグネットタイプの旧型と新型を紹介したが、旧型は知人からの借り物で、私物は新型のみ、今現在は新型しか手元にない。
旧型のほうが使い易いので、新型購入後、旧型も買おうと思ったが、既に旧型は生産中止で入手できなかった。Bushnell Brandで近いものがあるので探したが、見つけられなかった。
マグネットタイプではなく、アーバーをマズルに差し込むタイプは現在でも何種類か市販されているが、マズルに金属棒を突っ込むことはできるだけ避けたい。
ボアサイターのアメリカ市場でのトレンドは、圧倒的にレーザーを使うタイプが主流で、光学式は不人気のようだ。レーザーボアサイターは別の問題もあるので、光学式の方が私は信頼できると思う。
いずれにしろ、今回はLeupoldの光学式(新型)を使うことにする。
今まで付いていたスコープは、Nightforce NXS 3.5-15x50, レティクルはNP1-RR, これをLeupoldのQRW BaseとQRW Ring Midiumで装着していた。
新たなスコープはNightforce NXS 5.5-22x50, Mil-Dotである。BaseはKen Farrellの1 Piece Typeにする。

私の場合、300mが最長距離なのでベースはNo Taperを選択した。リングはLeupold Mark IV Aluminum。
スチール製リングを好むユーザーは多いだろうが、私はアルミニュームモデルを選択した。アルミのリングを使うことには、私なりの理由がある。
アルミというものは、独特の粘りがあり、使っていて緩むことはほとんど無いからだ。この手のゴツいスコープリングは、どれもスチール製だ。Lightforceのリングも魅力的だったが、ここは唯一アルミ製があるMark IVを選択した(通常のMark IVはスチール製)。

左上の写真で手前に見えるパッケージ2つが2008年からの新型パッケージ, 奥の2つは旧型パッケージだ。
Nightforceは2008年初め頃からパッケージが新しくなっている。三角形の巨大なパッケージは以前と同じだが、すっきりしたデザインになった。ゴム製レンズカバーに小さな黒い袋が付くようになったが、ここにはレンズクリーニング・クロスが折りたたまれて入っている。正直言って、これは使わないだろう。Leupoldは毎年、新型スコープが出るがNightforceはずっと同じ製品を何年も継続して販売している。個人的にはこれには好感が持てる。光学機器はそう簡単に新しいものにしていく必要など無い。
電子部品を満載したデジタル機器になれば、事情は変わってくるだろうが・・・

今回の作業場所は、自宅屋上。ここにベンチテーブルを置いておこなった。都内の住宅地であるが、幸い周辺の家から覗かれない構造になっている。照明不要, 空調なしというLOHASな?環境(夏は暑い、冬は寒い、雨が降ったらout, 夜は作業せず)である。間違ってパーツを飛ばすと、非常にマズイ。
ライフルレストをテーブルに置き、リアレストもセットして、レミントンM700をその上に置いた。もっと頑丈なライフルバイスがあればそれを使うが、そこまでの道具は持っていない。
マズルにLeupoldのスコープサイターをセットしてスコープを覗き、見えるグリッドのどの位置にクロスヘアの中心がくるかを記録する。
Leupoldの新型スコープサイターは、倍率が高いとグリッドが見えなくなってしまう(困ったものだ)ので、倍率は5.5とした。

今まで付いていたNightforce NXS 3.5-15を外す。QRWは手で簡単に外せるので便利だ。と言いつつ、私の場合、スコープをいったん装着したら外す機会はほとんど無い。この3.5-15NXSを装着していた間に外した経験はゼロだ。Leupoldの2ピースベースもTorxレンチで外した。

新たにKen Farrellのワンピースベースを装着する。さてここに一つの問題がある。Ken Farrellはベースの装着に際し、Beddingを強く推奨している。
We highly recommend bedding to prevent stressing or bowing of the mount or the receiver and to maintain the straightness of the mount.
このような記載が、Instructions & Suggestionsにある。そしてエポキシ系のベディング材料をマウントベースの裏面側に塗り、銃の側にリリースエージェントを塗ってベディングする手法を解説している。
私はこのsuggestionを守っていない。今まで一度も、マウントベースのベディングをおこなったことが無いのだ。幸運にも、それで悲劇に見舞われたことは無い。安物のベースは使わない。それでべディングをしなくてもOKだと考えてきた。たぶん、今後もマウントベースへのベディングをおこなうことは無いだろう。
“だったらスコープリングのアライメントも、やらなくても大丈夫なのではないか?”こんな声が聞こえて来そうだ。うん、そうかもしれない。このあたりは微妙な問題だ。
ライフルの世界は、既に述べたように“精神的に満足する”ことも重要だ。やったことがすべて結果に反映されるわけではないし、やらなかったからといって、すべて悪い作用を及ぼすわけではない。しかし、良いと思っていることは、やるべきだ。
スコープベースの装着はTorxレンチで行う。ベースに付属している小さなレンチでも装着は可能だが、ここは規定のトルクで固定することが好ましい。
Ken Farrellのトルク規定値は、フロントスクリューが20-25in/lbs, リアスクリューが25-30in/lbsだ。手持ちのトルクレンチはアンシュッツ製で規格はNm表示だ。世界中がSI単位に移行する中で、アメリカは依然としてローカル単位を使用している。これが変わることは当面ないだろう。銃の世界は、アメリカから発信される情報が圧倒的に多い。ヤード、ポンド、インチ、フィート、グレイン等が基本単位だ。
1 in/lbsは、0.1130Nmだ。従って25in/lbsは2.825Nmとなる。残念ながら、アンシュッツ製トルクレンチは細かく設定できないので、3Nm程度にセットし、マウントベースの前後のスクリューを固定した。

このスクリュー固定にはロックタイト(Loctite)を使用する。但し、高強度のものを使用すると外せなくなってしまうので、中強度のLoctite 242を推奨する(絶対に高強度のものを使ってはいけない)。但し、Loctiteを使用しなければ緩むか、というと必ずしもそんなことは無いだろう。通常の使用では、簡単に緩んだりはしないと思う。
この状態でベースの上に水準器を置いて、水平度を確かめておこう。上部が平らなKen Farrellなら、この部分に水準器を置けば良い。

今、水平を計ることには、実はほとんど意味はない。今回はフロントレストとリア共に、bench用を使った。この後のラッピング作業で力を掛けるとサンドバッグが変形し、傾いてしまうのは確実だ。しかし、とりあえず水平を出しておくことで、後で水平を出し易くなるのではないだろうか、ということで水平にした。
続いて、Leupoldのリングを装着する。リングの上の部分は外しておく。装着は側面のナットを締めて行う。ここは規格上、65inch/poundで締めるようになっている。これには専用のトルクレンチがある。設定値が65inch/poundしかない専用品だ。別名Mark IV レンチと呼ばれる製品だ。

これで締めていくと、カチン、と大きな音を立てて抵抗がなくなり、65in/lbsでロックされたことが判る。
この2つのリングが正確に平行にセットされていれば良いのだが、現実はそうではない(と言われている)。だから、前後2つのリングのアライメントを取る。それが今回の趣旨だ。
これをおこなうのが、スコープ・ラップバーの役目だ。
ラップ・バーは直径30mmの円柱状の金属棒に、垂直にハンドルを装着したものだ。1インチチューブのスコープ用には直径1インチの製品もある。
白いパッケージに、ラッピングコンパウンドが入っている。個人的に保有しているものは、茶色のなんともいえない色だ。しかし最近、これが白いコンパウンドになっている。
小さなパッケージに入ったコンパウンドを使い切ることは、普通のシューターの場合、ほとんど無いのではないだろうか。スコープの交換を一生で何回、行うかで決まる。個人差は大きい。
これまでに私的に所有したスコープは、これで12本目だ。射撃歴は18年、最初は競技用エアライフルから入り、次がマイクロサイトの22LRだったので、そこまではスコープを使用していない。スコープ使用歴は13年半だ。13年半で12本のスコープを使うというのは、かなり多い方だろう。

リングの上半分は外しておく。そしてリングの内側にラッピング・コンパウンドを塗る。量はあまり多くなくて良い。多すぎても余って、はみ出すだけだからだ。
はみ出したコンパウンドが、バレルとストックの間や、エジェクションポートからレシーバー内部に入るとイヤなので、コンパウンドを塗る前にマスキングテープでそれを防止した。
コンパウンドを塗ったら、ラップバーをセットして、やや下側に押し付けるようにして前後させる。ラッピングコンパウンドがリングの内側を削って、前後のリングの微妙なズレを補正していくのだ。前後だけでなく、回転も行うことが正しい・・・らしい。私はあまり回転させず、もっぱら前後運動が主体だ。

ラッピングバーは正確な円柱形でないといけないわけだ。もしラップバーの精度がでていなかったら?
とりあえず、これは信じよう。これを疑うとキリが無い。
リングの上半分はなぜ無しでよいのか?上半分を付けて作業することを提唱している英文の資料を見たことがある。しかし、私は上側のリングは無くて良いと思っている。リング単体で精度がでていないものなら、リングの上半分も合わせてラッピングが必要だ。しかし修正したいのは、その部分ではなく、前後2つ別部品となっているリングのアライメントだ。リング単体での精度不良はそれ以前の問題だ。安物のスコープリングではなく、信頼できるメーカーの製品を使うことで、リング単体の精度問題は解決できると思っている。
“絶対大丈夫だと言えるのか?”, “一流メーカーのリング単体の精度を信頼するならば信頼できるメーカーのベースを使い、信頼できるメーカーの銃を使えば、アライメントも不要ではないのか?”
こういう疑問を持つことは正しい。でも・・・私はアライメントをやる。リングの下半分だけを。それが必要だと信じるからだ。感覚と推論、自己の経験から何を信じるかを決める。
前述のTurkさんの記事でも、通常、リングの上半分のアライメントは不要だと書いてあった。正直な話、上半分のアライメントは不要だと私が信じる根拠はここにある。
リングの上半分も合わせて、アライメントを取るとなると、かなりの力が必要だ。
リング・アライメントには、銃の固定に大型の万力が必要だと、身近にいるライフルマンに言われたことがある。猛烈な力をかけてアライメントしなければいけないからだと説明された。
そのとき、私はその意味が理解できなかったが、どうやらリングの上側もセットしてアライメントを取る場合だろう。
リングの上側もセットしてラッピングする場合についても、とりあえず説明しておこう。
リングの上側をしっかりとネジ止めすると、ラッピングバーはピクリとも動かなくなるはずだ。いったん固定してから、リングの上下をつなぐ左右のスクリューを同じ回転数だけ戻すことが必要となる。概ね1/8回転だ。上下のリングの隙間が均等になるように注意しよう。ゲージを差し込んでチェックすることを推奨する。
この状態でラップバーを前後させてアライメントを取る。その後、1/16回転だけ各スクリューを締めて、再度アライメントをとる。かなり面倒な作業になるし、既に述べたように、その作業は不要だと思うので、私は上側のリングを付けてアライメントをしたことは無い。
ラップバーでどのくらいラッピングすればよいか?はっきりとはいえないが、リングの内側の塗装がはがれる程度だと思う。

アライメントがとれたと判断したら、ラップバーを外す。茶色かったラッピングコンパウンドも真っ黒になっている。そのコンパウンドをキレイにふき取ると金属の地肌が出てくる。

コンパウンドが残ってしまうと厄介なので、とにかく丁寧にふき取る、マスキングテープとサランラップも取り外してから、ディグリーサーで油気を取る。
Ken Farrellのベースに水準器を載せて水平を出し直す。ラッピング時に力が加わったので、サンドバッグが変形して水平度はくずれているだろう。今度は正確に水平をだそう。この場合の水平とは、左右の水平だ。前後はどうでも良い。

そしてスコープをセットする。スコープリングに上半分を前後に装着する。しかし、まだしっかりTorxレンチでスコープリングを締めてはいけない。スコープが自由に前後に動く程度に緩めておく。
その状態で、スコープは一番前の位置にずらしておく。そして銃をレストに載せたまま、ノーマルの射撃ポジションをとった場合を想定し、スコープをゆっくり手前に動かしてくる。フィールド・オブ・ビュー(field of view)がベストの状態になったところで止める。この時のアイ・リリーフ(eye relief)は3インチから4インチであるはずだ。

今度はナイトフォースのターレットの部分に水準器を置いて、スコープの水平を出す。銃の水平度が出ているなら、その方法でスコープのレティクルも水平垂直にセットされるはずだ。
スコープの視界に垂直な構造物があるとベターだ。いい加減な構造物であると参考にはならない。
水平を確認したら、スコープリングのスクリューを締める。Leupold MarkIV Aluminumの場合、前後それぞれ4箇所、合計8箇所のスクリューを均等に締める。Xを描くように、順番に少しづつ締める。ここもT-15のHEXレンチを使う。最終的にはここもトルクレンチで締めこむ。
ネジというものは、力いっぱい締めれば良いというものでは無い。強く締めすぎると、かえって緩み易くなる。Leupoldはリングの規定トルク値を公表していない。唯一、Mark IVリングのスロスボルトの規定トルク値を開示しているだけだ。
Nightforceのリングの場合、15in/lbsが推奨値だ。この際、同じ値を使おう。15in/lbsは1.695Nmだ。私の持っているトルクレンチは、前述のアンシュッツ製だ。ポジション・シューティングで22LRを撃ち始めて、数年後に買ったものだ。当時は、バレルド・アクションをストックに固定する際のトルク管理に使った。しかし、正確な値を設定することができないもので、私としては中途半端なものを買ったと後悔している。

そしてこのトルクレンチは4Nm以下の目盛が無い。先ほどKen Farrellのベースを取り付けたときは3Nmが設定値だった。しかし4Nm以下の目盛が無いので、おおよそ3Nmと思われる位置に合わせて使用した。
今回は1.695Nmだ。とても設定できるものではない。そこで私は、このリングもベースと同じ3Nmで締め付けた。規定値の倍のトルクを掛けているが、この程度であれば問題は無いと思う。
そんな妥協をして良いのか?正直言って、これはお奨めしない。できればちゃんとしたトルク値を設定できるトルクレンチを購入して実施して頂きたい。

スコープから見たスコープサイターのグリッドを撮影することは難しい。特にグリッド部が異様に小さいLeupoldの新型の場合、これが顕著だ。オートフォーカスが効かないので、マニュアル・フォーカスにし、また露出もいろいろ調整した。偶然撮れたのが左の写真。背景にある月面クレーターのようなものは屋上の壁だ。白い壁だがアンバーになって写っているのは露出が異様な設定になっている為だと思う。もっとキレイに撮ろうとしたが、再現しなかった。右はレティクルがボケている。
マズルにLeupoldのスコープサイターを装着、新しいスコープのレティクルの中心が、前のスコープでチェックしたグリッドの位置に合うようにエレベーションとウィンデージのダイアルを回して調整する。
さて、この状態で、射撃場に行き、いきなり300mから射撃を実施した。普通、スコープを載せ換えたら、100m程度から射撃を開始するのが普通だ。
結果として、センターから3時方向に約7cmの場所に初弾が入った。スコープサイターを使った効果は、十分あったといえる。スコープ、ベース、リング交換後のゼロインが数発で終わったわけだ。
偶然だと言われるかもしれないが、同じ事を以前もおこなっている。そのときも、概ね同じような結果であった。

リングのラッピングは、スコープを別の銃に載せる際にもおこなわなければならない。別の銃では、ベース位置の歪み、ズレも異なるはずだからだ。その都度、リングのラッピングアライメントが必要だ。
ラッピングアライメントをやるかどうかは各ライフルマン,個人の判断だ。やらなくても、なんら問題は起きないかもしれない。しかし、実施すれば、スコープへダメージを与える可能性を確実に低減できる。やっても御利益は無いかもしれないが、やったことは、マイナスにならない。
手間が掛かる作業だ。しかし、こういった手間もライフルを持つことの楽しさの一部だと考えたい。
July 7, 2008
Satoshi Maoka
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