▲ ココス・アイランド・リゾート Cocos Island Resort
グアムの南部、メリッツォ村から2.4km沖にある小さな島。珊瑚礁に囲まれた遠浅の海に囲まれ、様々なマリンスポーツが楽しめる。
GUAM SHOOT AFFAIRS & G.O.S.R.(Guam Outdoor Shooting Range)
2007年7月16日 掲載
B級のリゾート
1960年代後半、日本人にもやっと、余暇を楽しむ余裕ができつつあった。海外旅行も自由化され、リゾート地で、バカンスを楽しむことも夢ではなくなった。
そんな時、一部の日本人が目を付けたのがグアムである。
淡路島ほどの面積しかない小さな島だが、温暖な気候と豊かな珊瑚礁の美しい海がある。住民はチャモロ人とアメリカ軍基地関係者で、リゾート地としては、全く開発されていなかった。
アメリカ人にとっては、ハワイを越えてマリアナ諸島までわざわざバカンスに来る理由はない。温暖だといっても、グアムの湿度は高く、ハワイと比べると、快適とは言いがたい。
しかし日本から見ればグアムは近い。その距離、わずか2000km、時差は1時間、当時まだアメリカであった沖縄を除けば、もっとも日本からもっとも近いアメリカである(小笠原返還は1968年、沖縄返還は1972年)。
1970年、JALがグアム−東京便を開設したことで、日本人の手によってこの島を観光地化する動きが急速に高まった。しかし、真のリゾートを知らず、バカンスの本質を考えたこともない当時の開発事業者達は、グアムをB級のリゾートに仕上げてしまった。
間違いを正すことが不可能なわけではない。現在、グアムを真のリゾートに変貌させようという動きもある。

▲ 左下: ラッテ・ストーン(Latte Stone) 古代チャモロ人の巨石文化の象徴。サンゴ岩で造られたラッテ・ストーンの用途は祭壇説、家の土台説、お墓説などがあるが、家の礎石説が最も有力。
マゼランの野望
男の名はフェルナン・デ・マガインリャス(Fernando de Magallanes)、英語読みでフェルディナンド・マジェラン(マゼラン)。
東方海域にまで航海した実績を、祖国ポルトガルに認められず、絶望の末、スペインの宮廷に自らを売り込んだ。
ヨーロッパから西回りでモルッカ諸島(別名、香料諸島)に達するというマゼランの提案は、スペイン国王カルロス1世にとって、魅力的なものに映った。これはコロンブスも成し得なかった大航海である。当時、ヨーロッパでは香辛料は貴重品であった。
1519年9月20日、乗組員277名を乗せた5隻の船団がマゼランに率いられ、スペインを出航した。新大陸アフリカの南を通過すれば、かつて東回りで到達したことのある香料諸島の海に行き着くはずだ。マゼランはそう確信していた。
しかし、太平洋に抜ける海峡は、なかなか見つからず、過酷な航海になった。もともと船団の船長達はマゼランに反感を抱いていた為、大規模な反乱が起こった。しかし、マゼランはそれを劇的に収めることに成功する。反乱の首謀者は無人島に流された。そして苦闘の末、マゼラン一行は遂に海峡を見つけた。この場所は、のちにマゼラン海峡と呼ばれるようになる。
だが海峡を抜けている間に、船団の大半の食料を積んだ1隻が、反乱分子の手に落ち、スペインに逃走してしまった。
それでもマゼランは前進した。太平洋に抜ければ、目的地はすぐに見つかるはずだ。しかし、太平洋をいくら進んでも島影は見えない。目指す香料諸島は遥か彼方だったのだ。
食料が底をついたマゼラン一行の前に、遂に島影が見えた。これが現在のグアム島であったと言われている。
マゼランは原住民の村を攻撃、食料を略奪した。しかし、原住民はスピードの出るカヌーで追いかけてきて、略奪したものの多くは奪い返されてしまった。
一説には、マゼランの船が現われると、原住民達はマゼラン達を歓待したという話もある。食料や水を船に運び込み、その見返りとしてマゼランの船から価値のありそうなものをとっていったと言われている。これがチャモロ人の物々交換の手法だったが、マゼランは怒って、原住民の村を焼き払った。そしてここをラドロネス諸島(泥棒諸島)と名付けた。
どちらが真実か、私は前者の説をとる。後の説は、食料確保の為、原住民の村を焼き払ったことを正当化するための作り話ではないだろうか。
グアムを後にしたマゼラン一行は、その後、フィリピンに到着、セブ島原住民の指導者をキリスト教に改宗させ、周囲の島々の王にしようとした。それが原住民の怒りをかい、マゼランは侵略者として虐殺されてしまった。大いなる野望を抱いた男は、あっけない最後を遂げた。1521年4月27日のことである。
船団はその後も航海を続け、11月8日、ついにモルッカ諸島(香料諸島)に辿り着いた。大量の香辛料を積み、1522年9月6日、ただ1隻だけがスペインにたどり着くことができた。この航海をやり遂げることができたのは277名中の、わずか18名だ。事実上、これが人類初の地球一周航海であり、地球が丸いことは、この時、初めて実証されたのである。

▲ 左:マゼラン上陸記念碑 右上:ウマタック湾(Umatac Bay) 右下:ウマタック湾を見下ろすように建つサンディオニシオ教会。
マゼランはグアムのウマタック湾(Umatac Bay)に辿り着いたと言われている。それが本当にグアムだったかは定かではない。1565年、スペインはこの島を植民地とした。その103年後の1668年、イエズズ会は宣教師をマリアナ諸島に送り込んだ。同時に西洋文化も、もたらされた。キリスト教を受け入れる者もいた反面、キリスト教が、チャモロ人の先祖崇拝を禁じたことから、両者は激しく対立することになった。スペイン人とチャモロ人の争いは26年も続き、抵抗する最後のチャモロ人が死ぬことで決着した。

▲ 大酋長キプハとフローレス大司教
左:チェモロ人として始めてカトリックの洗礼を受けた大酋長キプハ
右:チェモロ人として初めて大司教になったフローレス神父 チェモロの伝統を守ろうとして散った人々の像はこの島には無いようだ
この時期に発生した疫病と、この宗教闘争で、10万人いたといわれているチャモロ人は、わずか2,000名から5,000名しか生き残らなかったと言われている。チャモロの伝統を守ろうとしたものは、皆死んだのだ。ほとんど語られることの無いグアムの悲惨な歴史がここにある。
極端に人口が減った為、スペインはフィリピンなどから移住者を連れてきた。そのため純粋なチャモロ人の血統は途絶えてしまった。
生き残ったチャモロ人はキリスト教を受け入れ、その結果、現在のグアムは、クリスチャンが圧倒的多数派だ。その後、アメリカ−スペイン戦争の後、グアムはアメリカ合衆国に売られ、現在アメリカの準州となっている。

▲ シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾート Sheraton Laguna Guam Resort
今回泊まったのは、ホテルロードから離れた静かなオカ岬にあるシェラトンだ。以前はパレスホテルだったが、大幅リニューアルでシェラトンに変わった。但し、経営母体は六本木のケン・コーポレーション。2007年4月開業で、まだチャペルやスパは未完成だった(2007年6月時点。チャペルは7月7日オープン)。
それにしても、このホテルは空いている(客が少ない)。これで大丈夫か?と思わせるほどだ。まだ、宣伝が行き届かないのだろう。
しかし、リゾートとは本来、空いていないと気分が出ない。このシェラトンにいる限り、B級のリゾートであるグアムも、ちょっと上級のリゾートという雰囲気だ(少なくとも“今”は)。
街から離れているため、レンタカーを借りていないと不便だ。ABCストアなどの店は近辺には無い(安売りスーパーのPay-lessはあるが、そこまで歩く気にはならない)。この不便さが、このホテルを落ち着いた空間にしている。喧騒のホテルロードは、単なる観光地という風情でしかない。良質のリゾート感は、不便な場所でないと味わえないというわけだ。
上段左:海と空に溶け込むインフィニティ・プール,
上段右:アトリウム 3つのウイングの中心にある開放的な吹き抜け空間
中段左、下段中央:ホテルの名前にもなっている人工のラグーンが、建物と海の間に広がっている。
グアムの射撃
グアムとしてのアクティビティは、スキューバ・ダイビング、パラセーリング、水中散歩、イルカウォチング・・・などが挙げられる。どれも、グアムでしかできないわけではないが、お手軽にできるという意味では、グアムの楽しみ方といえるだろう。ゴルフもできるが、それほど有名でないのは、湿度が高く、快適なプレーができないからだと思う。ハワイであれば、ゴルフもずっと快適だ。

▲ 上左:アガット湾で見た野生のイルカ。触れたり、餌付けするのは禁止されている。上右:パラセイリング 下右:珊瑚礁の魚
グアムだけでしかできない事ではないが、グアムでできて、日本では絶対に無理なものひとつは、ピストル・シューティングである。
グアムのホテルロードにはかなりの件数の実弾射撃場というものが存在する。見ただけでも8件はあった。もっとも、そのうち1件はつぶれていたように思う。いずれも日本人観光客を対象とした、射的屋だ。

グアム一番の繁華街、タモン地区の通称“ホテル・ロード”正しくは、サン・ビトレス・ロード(Pale San Vitores Road), グアムに最初にキリスト教を伝えたイエズス会のサン・ビトレス神父にちなんでこの名前がついた。左の写真はゴチャゴチャした印象はないが、有名ホテルとブランドショップ、日本人向けの飲食店+風俗店?が合体した妙な地域で、スリングショットという絶叫マシンまである。最もにぎやかな一帯はプレジャー・アイランド(Pleasure Island)という。
上左:正面は,ホテル“アウトリガー・グアム・リゾート”、左はラスベガス・スタイルのマジックショーが見られる“サンドキャッスル(Sand Castle)”,
上右:正面奥はホテル“ハイアットリージェンシー・グアム”、鯨が飛び出しているのがハワイ系のレストラン“サム・チョイズ・グアム”、その左横が水族館、“アンダー・ウォーター・ワールド”
下左:プレジャーアイランドの中心にある、DFSギャラリア・グアム(DFS Galleria Guam),
下右:ヒルトンホテルにあるmiki TAXIの案内ボード、各種市内観光の案内があるが、DFSに行くのは無料、実弾射撃場(USA Gun Club)に行くのも無料となっている。
地元の人達が自前の銃を持って撃ちにくる場所ではない。ハワイのホノルル, DFS(デューティフリー・ショッパーズ)の近辺にも5件ほどあったが(2003年夏確認時点)、軒数的にはグアムの方が多い。ホノルルではどこの店もチラシを配っていたが、今回グアムでは、そのようなものは手にすることは無かった。
個人的には、このDFS近辺の雰囲気は好きではない。その国の香りや雰囲気をしっかりと維持しながら、観光客に向けてアプローチしている街なら良いが、日本人向けを丸出しにした店が集中しているのが嫌だ。
ハイアット・リージェンシーの真向かいやLOUIS VUITTON、SHANNELの店の横に、ラーメン屋、カラオケ、スナック、居酒屋、ストリップショーといったラグジュアリー・リゾートには似つかわしくない店が並ぶ。そして室内実弾射撃場の大半は、その種、非リゾート系の店の近傍、もしくは同じビル内に存在する。
歌舞伎町的なそれらの店を否定するつもりはないが、それらは本来、裏通りにあるべきだ。にもかかわらず、グアムは堂々とメインストリートにそれらの店が並んでいる。
だからグアムのホテルロードDFS近辺は好きではない。グアムがB級のリゾートだと言われる理由のひとつは、このホテルロードにある店の質も大きく影響しているように思う。

▲ホテル・ロードにある実弾射撃場の一部。
上段左:ストリップショーやらアダルトショップに囲まれた2階にある“ハリウッド・シューティング・クラブ”。この環境は「・・・・・。」
上段右:“スター実弾射撃場 STAR GUN CLUB” 右隣は居酒屋“太助亭” 上階は、なにやら怪しげなClub“HANA”、その横はExotic Dancer’s Nightly “VIKINGS”、そのほか、足裏マッサージ、ABCストア等がこのビルに入っている
中段左:2Fは“ダーティハリー・ガン・クラブ” ここは、“ハリウッド・シューティング・クラブ”の姉妹店。 1Fはラーメン“藤一番” グアムに行ってまで、日本風ラーメンを食べたいとは、私は思わない。
中段右:美味しいといわれる中華料理店“上海人家”と、クラブ(カラオケ)“SACHIKO”と同じビルにひっそり?ある“ゴルゴ実弾射撃場”(営業しているのだろうか?)。それにしても名前が凄い。“上海人家”は、私には味が濃かった。偶然かもしれないが、他に日本人客はおらず、現地の人達が食事にきている感じだった。
下段:右側に水色の看板で“DALLAS GUN CLUB”, 左側に緑の“ウェスタン・フロンティア・ヴィレッジ”の看板が見える。ここもラーメン店や、アダルトショップ、マッサージ店が並んだ場所だ。しかし、なんでダラスなのだろうか・・・。ハリウッドはなんとなく判るのだが。
今回泊まったシェラトン・ラグーナ・リゾートでタクシーを呼ぶとMiki Taxiという業者が来る、これに乗ってDFS GALLERIAあるいは、実弾射撃場の行きたいというと、ホテルロードの中心であるDFS、あるいはその横にあるハリウッド・シューティング・レンジにタクシー代無料で連れていってくれる。もちろんその費用はDFS,またはレンジがタクシー会社にあとで支払う。ホテルロードの外れにあるヒルトンホテルからも、Miki Taxiが同じサービスをおこなっていた。
グアムの実弾射撃場で比較的有名なウェスタン・フロンティア・ビレッジは連絡すると、市内のどの場所にも車で迎えにくる。その他の実弾射撃場でも同様のサービスおこなっているのかもしれない。
これらのホテルロードにある実弾射撃場には全く足を運ばなかったので、店内の様子はわからないが、電動の標的交換機がある一般的な室内射撃場の形態をとっていると思われる。25ydという距離設定はおそらく無く、あっても15ydが最大距離だと思う。10ydかもしれない。街中のビルである以上、これは止むを得ない。
どの射撃場も様々なコースメニューがあり、22LRだけを少し撃つものから、何種類もの銃を10発程度づつ合計70発前後撃つコースもあるようだ。
ひとつの銃を試し、その銃を理解するには、最低50発は撃ちたい。そうでないと単なる体験的なものになってしまう。もちろん、ホテルロードの実弾射撃場でも、50発、100発を1丁の銃で撃つことはできるだろう。コースメニュー外のアラカルトだ。しかし、これらの店に共通してある問題は、減装弾(ライトロード)を使用するという事だ(明確に確認したわけではない。しかしこれらの店は減装弾だと言われている)。
セミオートで減装弾はjamると思うが、リコイルスプリングを弱いものに調整しているのかもしれない。リロードが不可能な22LRはさすがにファクトリーロードとなる。これは1発1円ぐらいの格安弾を使っているのだろう。
昔、44マグナムが世界最強と言われた時代、グアムでS&W M29を射撃した人が、そのリコイルについて、大した事は無かったという話を良く聞いた。それらは減装弾だったのだろう。おそらく44スペシャルよりも弱いものだったに違いない。240gr.フルロードの44Mag.を撃てば、大したことは無い、と感じるハズがない。ましてウッドグリップが標準だった時代だ。ラバーグリップなら、多少マイルドだが、硬いゴンガロアルベスのグリップは手にガツンと衝撃が来る。

▲ ガイドマップに載っていた実弾射撃場の広告 ウェスタン・フロンティア・ヴィレッジの2丁拳銃のオッサンの絵は、なんともコメントし難い。「ダウンタウン 浜ちゃんも挑戦した射撃場」というコピーも「・・・・・。」。USA GUN CLUBは女の子が銃を持って、ニッコリという超古典的なもの。
減装弾ばかりではないらしく、ハリウッド・シューティングレンジのweb siteを見たら、ファクトリー弾もある、と書いてあった。多分、それらは通常よりプライス・アップするのだと思う。
ふだん銃を撃つことが無い日本人観光客は、銃を撃ったというだけで満足するだろう。しかし、自分を含めて銃器愛好家を自認する人は、そんな射的屋のような場所での射撃で満足できないだろう。
グアムには、よりマニアックな射撃が楽しめる業者が3軒ある。いずれも経営者は日本人だ。
これらの業者は、ファクトリー弾を使うことを売り物にしている。ライフルシューターである私にとっては、ファクトリー弾は精度不十分、リロード弾こそ、銃の持つ最高の性能を引き出すものと考える。しかし、グアムのピストルシューティングにおけるファクトリー弾とリロード弾の関係は全く違う。ここではリロード弾=減装弾となる(らしい)。だから、「ウチはファクトリー弾を使用しています」がセールス・トークになる。
ホテルロードの射的屋か、これら3軒の銃器愛好家向け業者を利用せず、グアムで銃を撃とうと思っても現地に友人でもいない限り、原則的にできないようだ。
いままで私の海外射撃経験は、ほとんどすべて射撃場を併設した地元の銃砲店でのものだ。銃砲店にくる客を対象にした施設であり。観光客は対象ではない。レンタルガンがあるのは、銃を売るためのサンプルという位置づけだ。たまには私のような旅行者も来るだろうが、初心者向けのインストラクションは受けられない。
旅行者向けの業者の扉を叩いたことは、その20年前にホノルルで1回あるのみである。
レンタルガンのある射撃場付きの銃砲店がグアムに無い以上、観光客向けの業者を利用しなければならない。私のような銃好きが、銃の撃てる国に行って射撃をしないということは、あり得ない。
さて、どの業者を選ぶか、結果的に私はGOSR(Guam Outdoor Shooting Range:ゴーサーと読む)を選んだ。開業して1年数ヶ月の一番新しい業者で、自前のレンジを所有している。保有するモデルは限られているが、いまどきの主だったものが揃っている。
グアムのマニア向け射撃場でもっとも古くから営業しているワールドガンには、歴史的名銃がたくさん揃っているらしい。しかし、ヒストリカルなブルームハンドルやP08を撃ちたいとは私はあまり思わない。撃つのは新型であり、歴史あるモデルは、操作や鑑賞するだけでよいと思う。
私が今まで射撃してきた本土やハワイの民間向けレンジも、レンタルにあるものは、現行モデルばかりだ。
ドイツの射撃場にある銃はP-38やP-08が定番らしい(ドイツは行った事がない)。このあたりは、それぞれの御国柄だ。
GOSRには事前に日本から予約をいれ、シェラトンに迎えに来てもらった。自力で行くこともできるが、送迎がある以上、それに従った。私にとってグアムは前日に到着したばかりの初めての土地だ。
過去にもはじめての場所で、レンタカーで1時間も迷って、やっとレンジを見つけたことがあった(サンノゼのターゲットマスターズ・ウェストでの事。*補足:現在、このレンジは旅行者が一人でレンタルガンを借りて射撃をすることはできない。私がこのレンジによく行ったのは90年代後半の事。カリフォルニアの民間射撃場で日本人が個人で射撃することは、現在難しくなった)。
約束の時間にシェラトンのロビーで待っていると、少し早めにGOSRのオーナーである鈴木さんが迎えに来てくださった。すぐ近くのホテル、オンワード・ビーチリゾートでもう1名のお客様を乗せて、GOSRに移動する。
車での移動は概ね30分ぐらい。場所はタロフォフォ滝の横井庄一さんが発見された場所に近い。車中では、グアムの射撃事情等の話をいろいろ伺った。

▲ ルート4を南に向かっていると、この看板が見える。画像は逆に南から北に向かったところから撮影したもの。南に向かった状態では道路の左にこの案内板が見える。

▲ なにやら、ひなびた遊園地風のタロフォフォ滝リゾート公園のゲート、この右側から入って進むとGOSRがある。

私がリクエストしておいた銃は、いずれもGOSRのウェッブサイトに載っていない(2007年7月15日現在)ものばかりだ。
S&W M&P.40S&W, Springfield XD .45ACP, Beretta PX-4 9mmである。40S&Wと。45ACPが50発で$80, 9mmは50発 $70,これに銃のレンタル代が各$10-, $300以上になると9mmパラが30発オマケになる。そこで予定外のM4カービン 223 30発を付けた。これはレンタル代込みで$80である。合計すると$340で、これに保険料が$10加算されて、$350-となる。

▲▼ ホールド・オープン状態 左から、S&W M&P, Springfield XD, Beretta PX4 Storm

料金は、今まで撃ってきたアメリカ一般市民向けレンジと比べると、圧倒的に高い。しかし、システム上、これはリーズナブルな価格だと思う。
射撃が専業で、送迎付き、日本語が通じ、初心者でも、しかるべきインストラクションを受けられる。リーズナブルという言葉は、安いという意味と思う人が多いようだが、リーズナブルとは、“筋の通った価格”という意味だ。だからこの価格はリーズナブルだと言って良いだろう。
もし、地元住民向けのガンショップで奥にシューティング・レンジがあり、、旅行者にも自己責任で撃たせる、インストラクション無し、送迎ももちろん無し、日本語サービスも無し、という営業形態なら、レンジフィー$10(30分単位)、レンタルガン代(1丁10ドルから20ドル)、弾は市価(グアムは島なので本土より高いだろう)でピストル弾なら50発で15ドルから25ドル、その他、シューティンググラスとイヤープロテクター・レンタルで$10、標的1枚$1程度となるだろう。この場合なら、同じ数を撃っても$200でお釣りがくると思う。

▲ シューティング・ラインから標的側を見る。シューティング・ラインには屋根があるが、バッフルは無い。原則的に危険は無いが、斜め上方に射撃は絶対に慎むべきだ。右側にあるのは風船でこれも標的だ。
銃を借りて、レンジに入った。15m程度の距離にターゲットが貼られていた。右横に距離表示があり、それを見ると10mだが、シューティングラインはもっと手前にあり、その差が5m程度なのだろう。25mぐらい先にもセットできるが、そこに撃つと、着弾が見えない可能性が高い。15mなら目視確認ができる。できればビデオカメラとモニターがあって標的を手元に映してくれるシステム、もしくはスポッティングスコープがあれば、25mで撃っただろう。
一番、奥は50mほどで、右側には、更に後方から射撃できる場所がある。後ろから撃てば70mほどのようだ。
室内射撃場なら、電動の交換機がついているのが当たり前だが、屋外の射撃場にはそんなものはない。
ピストルはこの15mと思われる距離から撃った。標的は29cm×56cmのB-29シュリエット・ターゲットだ。
銃を借りて、レンジに入ると、既にこのシュリエット・ターゲットが貼られていた。標的は基本的にブルズアイが好みだ。わざわざ標的を換えてくれ、というのも申し訳ないので、この標的を撃った。でも頼めば、きっと換えてくれただろう。
S&W M&P 40とBeretta PX4、合計130発を1枚の標的に、撃ち込んだ。慎重に狙って撃った場合もあれば、片手射撃も左手からも撃った。1秒1発程度のスピードでも撃ち込んだし、ベレッタではデコッキングしてダブルでも撃った。その結果、かなり散ってしまった。しかし標的から外すことは無かった(と、思っている。自分では。かなりキワドイのもあるので、何発かは外したかも)
左の写真の標的は、Springfield XDで50発撃ち込んだものだ。こちらはシングルアクションだけなので、やはりまとまっている。こちらも1秒1発程度のスピードで撃ったものも含まれている。もっと早く連射することもできるが、するとこの標的から外れてしまうものも出てくるし、ショットガンなみに散るだろう。そんなわけで標的に収まるように撃つと、それ以上早く撃つことは私には難しい。
Smith & Wesson M&P40
グリップした感触が良い。てのひらに合わせるべく膨らみを持たせた交換オプションがあり、今回、付いていたものがどの大きさか不明だが、私の手にぴったりと合った。
ボアラインが低く、跳ね上がりはわずかで、エイミング・リカバリーも早く、極めて撃ち易い。トリガープルの感覚はグロック同様、軽いドライブでレットオフするもので、多少プルが長めのシングルアクションという感じだ。トリガーを引く過程でサイトがブレるということはない。
チャンバーインジケーターはエジェクション・ポート後ろ側にある穴で、そこからチャンバーのケースが見えれば、ロードされていることを示す。薄暗い場所では全く役に立たない。
気になるのは、スライドストップだ。グリップした右手の親指で容易に届く位置にあるが、厚みが無さ過ぎて、レバーを下ろせない。左手の親指であれば可能だ。スライドストップもアンビデクストラウス、すなわち左右両方で操作ができるようになっているわけだが、もう少し厚くしないと使いにくい(現行のモデルでは改善が図られたと聞いている)。

実銃のスライドストップはエアガンのそれとは全く違う。強いリコイルスプリングを押し縮めた状態でスライドを保持しているのだ。レバーを押し下げるには、ある程度の力が必要だ。
M&Pにはマガジンセフティがある。個人的にはマガジンセフティは不要だと思う。しかし、控訴が日常的なアメリカ市場を考慮し、S&Wはマガジンセフティを追加したのだろう。

M&PはSIGMAの後継機と思われる。S&Wは依然としてSIGMAも製品ラインナップに載せているが、SIGMAとM&Pは雲泥の差だ。はるかにM&Pは進化している。SIGMAを最後に撃ったのは、10年ぐらい前のことで、同時に比較しているわけではないので正確ではないが、M&Pのほうがずっと良い感じがする。トリガープルとグリップの改善改良は大きなポイントだ。
M&Pがグロックを超えたかというと、答えは難しい。Glockより見栄えはずっと良いし、グリップの感触も良い。しかし、Glockから切り替えようと考えるとしたら、アドバンテージは、グリップの部分だけだ。
Beretta PX4 Storm
ロティティングバレル(ロータリーロック・バレル)を持つベレッタの8000シリーズの後継者だ。ジウジアーロ・デザインであり、見た目の印象は華やかだ。さすがイタリアである。 ロティティングバレルである以上、どうもスライドが大きくなる。気になるほどではないが、やはり少し大きい。

セフティレバーを操作し、デコッキングすると、M92FS同様、パチンとハンマーが音を立てて落ちる。それでもスライドにあるレバーは、ハンマー打撃面から、完全にファイアリングピンを遮断する為、発射することは無い。レバーから指を離してもレバーはそのままの位置を保持する。F仕様だ。
レバーが自動的に戻るG仕様のほうが断然良い。しかしベレッタはF仕様を標準とし、G仕様は特殊な位置づけになっている。マニュアルセフティが必要、と考えるシューターにはアピールするが、プロフェッショナルシューターはマニュアルセフティの存在を好まない。しかし、アメリカ軍もマニュアルセフティを必要と考えている。兵士への訓練が行き届かなくても、マニュアルセフティを掛けることを義務付けておけば、とりあえずの安全を確保できるからだ。

ダブルアクションは重い。昔のモデルに比べると、はるかに改善されスムーズになっているが、やはりダブルはダブルだ。今回撃った3丁のピストルのうち、コンベンショナル・ダブルアクションはPX4だけだ。そのせいで、なおさら重いと感じてしまう。
ダブルアクションでの射撃は、なんども繰り返してみたが、トリガーがレットオフする瞬間がなかなか読めず、かなり散ってしまった。それでも29×54mmの標的を外すことは無かった(と、自分では思っている)。数百発撃てば、読めるようになるだろう。
ローディング・インジケータも現代セミオートマチックのスタンダードで、PX4にも当然あると思うのだが、実際にはほとんど判らない。エキストラクター周辺部は大きくキレイなくぼみになっているが、チャンバーにロードしてもほとんどエキストラクターが飛び出して見えない。92FSの方がはっきり見えたと記憶している。
グリップの感触は良い。バックストラップ交換式で、これも、どのサイズが付いているかは不明だが、私の手にしっくりきた。PX-4とモデルナンバーが浮き出たグリップのデザインも優秀だ。
総じて撃ち易い銃だと感じた。92FSより良い。92Fの20年後に出てきたモデルなので、改善されているのは当然だろう。以前、8000シリーズも撃ったことがあるが、特別良い印象は無かった。PX-4の登場で8000シリーズはトルコ生産品目になってしまった。この完成度をみれば、ベレッタがPX-4を主体にするのも当然だろう。できればPX4登場の翌年、2006年に登場した92FS系の後継機、90Twoと比べてみたい。
Springfield XD 45
スプリングフィールドの名を語っているものの、実際はクロアチア製のHS2000がベースだ。格好は悪い。グロックの外観を無駄に複雑にした感じがする。しかし性能は素晴らしい。
ファストアクションに徹し、変則ダブルアクションではなく、シングルアクションとなっている。グロック式のトリガー組み込みセフティと、シングルにしては長いトリガープル、クラシックなグリップセフティで安全を確保している。グリップセフティは無意識に握れば解除され、違和感は無い。トリガープルも良い感じで切れるが、変則ダブルアクションのM&Pと大きな差はない。

グリップの感触も、グロックのグリップ角度を垂直方向に直した感じで、握り易い(グロックのグリップも悪く感じない)。左右に無造作に付けたエクボのような窪みも、グロックの真似でサムレストとして機能する。しかし、サイドパネルまで交換式になったM&PやPX-4のほうがグリップの握った感じは断然良い。
しかし、これは45ACPのダブルカアラムなのだ。かつて45ACPをダブルカアラムにしたら、ゴリラにしか握れないと思われていた。それがこの握り易さに仕上がっているのはすばらしい。

エジェクションポート上部にエキストラクターが飛び出し、ロードしている事を明確に示す。ここまではっきりと見えるものは珍しい。暗闇でも指で触れば判る。飛び出し過ぎ、と言ったら贅沢かもしれないが、この飛び出し方は、正直言って無粋だ。
45なのにちっとも大きいと感じない。このサイズで45ACPをまとめたのは驚きだ。45口径をコンパクトにまとめるべく、グロックが45GAPを市場に送り出したが、XD45は45GAPの普及を阻む強烈なブロッカーだ。最近、相次いでS&W M&P45, HK 45, PX4 45が登場している。アメリカの特殊部隊用45ACPピストルを睨んだ製品だ。HK Mark23はでか過ぎた。もはや45だから、ボディもデカイのは当たり前という時代ではない。XD45はその先鞭を切ったものだ。もっとも特殊部隊用ピストルの座は逃した。少数ながら採用された45口径は、意外にもTaurusだ
射撃感も素直で、45をポリマーフレームの軽い銃で撃ったという感触ではない。見た目は悪いが、出来は良い。もう少し、洗練されたデザインだったら良かったと思うのだが。

▲ 上左:Springfield ホールド・オープンでバレルが上を向くのは仕方が無いが、リコイルスプリング・ガイドの先端の形状が不細工だ。左下:スライド上にあるBerettaのマニュアル・セフティ。やっぱり使いづらい。右上下:S&W 左右にあるスライド・ストップ・レバーが薄すぎる。
今回の3丁はいずれも良い感じだった。ジャムなし、撃っていて手が痛くなったとか、チェッカリングが痛いとか、スライドで手を切ったとか、いうことも無かった。銃自体の問題ではないが、飛び出したケースが背中に入ったとか、胸元に入ったとか、アイプロテクターと額の間にハマッて、オデコを軽くヤケドしたということも無かった。

▲ Loading Indicator比較 左:S&W M&P40, チャンバー後部に穴が開いており、チャンバーにロードされていると、ここからブラスケースの一部が見えるというもの。暗いと全く見えない。中:Beretta PX4 エキストラクターがインディケーターの役を果たすハズだが、全くその気が無いようだ。 右:Springfield XD 明確にエキストラクターが飛び出し、視認性が高い。暗闇でも触れれば判る。しかし飛び出し過ぎだというのは、わがままだろうか。
この3丁でもっとも良い印象だったのは、XDだ(形は大嫌い)。M&Pにはもう少し期待していたのだが、ちょっと物足りない。PX-4はType Fではなく、Type Cであったら、たぶん印象がずいぶん違うと思う。Type Fは80年代から90年代まで主流だったデコッキング付きコンベンショナル・ダブルアクションだが、変則ダブルアクションを搭載したモデルが普及してくると、通常のダブルアクションがものすごく重いものに感じてしまう。
ダブル、シングルの選択ができることも、ある意味でマイナスだ。ピストルを近距離戦闘用として考えた場合、常にコンスタントで、軽いトリガープルを実現した変則ダブルアクション、すなわちGlock, M&P, それにHK USP LEM, ワルサーP99QA、SIG DAKなどの操作感は、コンベンショナル・ダブルアクションに勝ると思う。
PX-4のType Cもそれを狙ったものだ。Constant Actionだが、どうやらLaw Enforcement Onlyで一般市販は無いらしい。個人的にはロティティングバレルは面白いと思う。少し捻った道具が好きだ。現代のピストルがほとんどすべてブラゥニング型ティルトバレルじゃ面白くない。

▲ 左からS&W M&P, Beretta PX4, Springfield XD 3丁とも、ホワイト・ドットのあるサイトで、非常に狙いやすい。左手で構えているのは、右手でカメラを構えて撮っている為。
Bushmaster M4A1
M4A1カービンは右側のフリースペースから撃った。紙の標的がセットされていないので、何を撃てばよいかと聞いたら、50m先の風船を撃て、と指示された。何個も青い風船がセットされている。風船を撃つのは初体験だ。本音をいえば、私は紙の標的を撃ちたい。風船はzero-oneだ。当たったか、外れたか、でしかない。どのくらい外れたかを把握するには紙の標的を撃たなければならない。しかし、紙の標的の場合は、距離が離れているので、着弾を確認する為のスポッティングスコープ、あるいはビデオカメラとモニターが必要になる。
GOSRに来るお客様は、マニアックな人達が多いだろう。しかし日本で正式にライフル射撃をやっているシューターが来る場合は少ないと思う。スポッティングスコープを使うのは、多少は慣れていないと危険かもしれない。スポッティングスコープを覗き込む動作は、銃を持ったままだと、あらぬ方向に銃口が向く可能性がある。そういう意味で、目視確認ができる風船を撃たせるのは正解だ。

5.56mmは日本で、いつも撃っている(注:狩猟目的では5.56mmの許可は下りないが、射撃競技用であれば、5.56mmの所持許可が下りる。日本で223レミントンのライフルを持っていると言うと、その口径は許可になるはずが無いと言われたことが何度もあるが、それは誤解だ)。この弾は極めてリコイルが少なく撃ちやすいことは判っている。ましてM4はストレートストックでセミオートだ。撃つと実に手ごたえが無い。豆鉄砲のような感覚だ。かつてAR-15がベトナムの戦場に登場したとき、こんなオモチャで戦えるか、といった海兵隊の気持ちがよく判る。
そんなM4もフルオートとなると印象が変わるのだが、GOSRはフルオートは撃てない(他の2業者、World GunやTORIも同様だ。グアムには民間人がフルオートを撃てる場所は無い)。
50m先の風船はユラユラと風に揺れている。大きく振れることは無いが動きはある。
ピープサイトで風船を狙って撃っても、外した場合、いったいどこに着弾したかが見えない。近くに当たっているのだろうが、それが見えないのだ。数発撃ってもラチがあかないので、左目で着弾を追った。2時方向に外れていることが判ったので、その分、修正を掛けて撃つと風船が割れた。風船撃ちは当たったか、外れたかがその瞬間に判るのは、直感的で面白いことが判った。クレー射撃と同じだ。
マイクロサイト付きのライフルで紙の標的を撃つポジション射撃は、撃った瞬間にはどこに当たったかは判らない。スポッティングスコープを覗くなり、電子標的の表示部を見るなり、ビデオモニターで着弾点を見るなりして、初めて標的のどこに当たったかが判る。ポジション・シューティング競技がイマイチ、面白味に欠けるのは、そこに問題があるからだと思う。
30発しかないので、サイトを動かすことはしなかった。30発の内、風船に当たったのは、7発程度だった。スコープを載せて、紙の標的でしっかりサイトインを行なった上でなら、50mで風船を外すなどということは無い(と、とりあえず強がっておこう・・・)

▲ レンタルガン Beretta 92F、H&K USP, Glock, Para Ordnance, Springfield 1911, SIG P228等メジャーなものが並ぶ。

▲ レンタルガン 上段 Steyr SBS96 10rd. Magazine Shroud付き、中段 Remington 7400, 下段はRugerと表示されているが、これはSavage Model 12FVSSだと思う。Rugerとはボルトの形状が明らかに違う。

▲ レンタルガン 中段はBushmasterのM4A1, 上段はM4(メーカー未確認)、下段はRockriver ArmsのA2, A2はフラッシュハイダーなし、着剣ラグなしのSporter modelだ。

▲ レンタルガン 上段はHeckler & Koch MP5SD3 baseのサウンド・サプレッサー・モデルだが、たぶんサプレッサー機能はダミーだと思う(未確認)。初期型フレーム付き。下段はAKMのようだが、生産国等は不明。

▲ レンタルガン 左:M1 Garand, Remington 11-87(1100?), Winchester Super X2, Ruger 10-22, 右上:使用される弾薬は、Winchester USA(いわゆる白箱:ファクトリーロードの中ではライト系)とINDEPENDENCE Ammunitionが主流のようだ。他にもWOLFやFIOCCHI, Remington, Winchester RANGER, SPEER LAWMANなどがある。自分で弾を選べるかどうかは不明
射撃後、GOSRオーナーの鈴木さんに、もう一人のお客といっしょにホテルに送って頂いた。もう一人のお客は80発を撃っている。私は210発、単純に私は2.6倍も撃ったわけで、その方は私が撃ち終わるのをずっと、待って頂いたわけだ。
そう考えると、やはり送迎は利用せず、レンタカーを使用して自力で行く方が良いと思う。そうすれば他人に気を使うことなく、自分のペースで撃てる。

▲ 左:グアムのナンバープレートは島のシュリエットを描いたもの、 右:恋人岬(Two Lovers Point)から見えた虹
翌日、レンタカーで島内をドライブしてみたところ、グアムの道路は概ね単純であることがわかった。但し、道路標示はあまり明確ではない。サンフランシスコやホノルルは、交差する道のほとんどに明確な形で道路名の表示がある。しかし、グアムにはそれがほとんど無い。
借りたのは一番、安いTOYOTA YARIS, 今時、窓の開閉も手動、集中ドアロックも無いという超エコノミー車だ。カーナビも、もちろん付いていない。しかし、レンタカー屋でくれたショボイ地図でも、ほとんど迷うことは無い。
レンタカー屋の地図にも、ちゃんとGOSRが表記されている(広告が載っている為)。
大きな看板があるから、判るだろう。看板から直角に曲がって、進む(もう1回曲がる)とタロフォフォの滝に行くための古びた遊園地みたいな施設に行き着く。GOSRはその右横のゲートを入って進むとある。横井さんの潜んでいた洞穴 (但しレプリカ)が近くにあるそうだ。
当然の事ながら、自力で行く場合も、事前にGOSRに電話予約を入れておくべきだ。
他の2業者(WOLD GUNとTORI)の状況はよく判らない。それぞれ特徴があるだろう。GOSRのレンタルガンはそれほど多くない。WORLD GUNのように圧倒的な種類を取り揃えているわけではない。しかしメジャーなものは、ちゃんと揃っている。
GOSRは自前の銃の保管業務は、現状のところおこなっていない。「年に数回、グアムに撃ちに行くので、自分自身の銃を保管しておきたい」、という場合は他の業者を利用することになる。
GOSRは開業して1年数ヶ月、まだまだ発展させていく計画があることを、オーナーの鈴木さんから伺った。将来は銃の保管もおこなうようになるかもしれない。
今回は3泊4日の旅行だった。週末を挟んで金曜と月曜に休みをとった。今の私は、休みがなかなか取れない。今回はかなり無理をして2日間の休みをもぎ取った。そんなわけで、頻繁に行く事は難しいが、またいずれグアムに行きたいと思う。次回GOSRを訪れた際、どのように発展しているか、それを見るのが楽しみだ。

Satoshi Maoka
July 16, 2007
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